1人が本棚に入れています
本棚に追加
「ところで。お前、誰だ?」
「俺は、紳助。お前の主人だ!」
ノリで言って見た紳助の言葉を鵜呑みにしたのか、リボシは震えだした。
「いやだ!こんな普通を絵に描いたようなやつが主人なんて、おいら絶対に認めねえ!!!」
深く傷つく紳助。涙目でリバサをお手玉にし始めた。
「やーー!やめろ!!目が、目がああああっ!!」
「そりゃあさっ!俺はさっ!普通だよ!体格も背も顔も全部!知ってるけど!けど!初対面のまんまる野郎に言われる辛さ!フザケンナあっ!」
「わ、わかったから!やめて!やめて!話そう!話せばわかるっ!ごめん許して助けてやめて!!!」
思いつく限りの謝罪の言葉を叫ぶリバサに、やっと手を止めた紳助が効く。
「お前は。ここは。説明してくれよ。」
リボシはそれきたと、紳助の手の中で飛び跳ねた。
「おいらの出番だな!このために出てきたようなもんなんだからな!」
嬉しそうなリボシ
を見て落ち着いた紳助は、リボシに一通りの話を聞くのであった。
最初のコメントを投稿しよう!