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☆☆☆☆ 買い物を済ませて自宅マンションへと戻ってきたのは、午後7時。 「んっ……」 寝室に、着替えに行くと言った陵介の後を追って肩を掴む。 驚いてバランスを崩した陵介の腰を支えて、強引に口づけた。 舌先で促すように唇をつつくと、陵介が僅かに唇を開く。 隙間に滑り込むように侵入して、口内を貪る。 「ん、んっ…」 激しくなる愛撫に、陵介の指先が俺のシャツをぎゅっと掴んだ。 小さく漏れる声に、ぞくぞくと震えが走る。 「陵介……触っていい?」 車内であんなことを言われて、暴走するなと言う方が無理だ。 問いかけておきながら、俺の指先はワイシャツの上から陵介が感じる場所をそろりと撫で上げる。 「ばっ…呑むん、だろっ?…俺、風呂もまだ…」
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