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目を見開く俺を無視して、陵介の額が肩に落ちる。 着替え…させたらそれだけでは済まなくなってしまう。 陵介は分かっていて敢えて、言っているのだろうか。 同棲を始めて結構経つけれど、未だに陵介の不意打ちについていけない。 「止まらなくなっちゃうよ?」 肩に顔を埋めたままの陵介を半ば押し戻すようにしながら、やんわりと断る。 それでも離れない陵介の、シャツを掴む手に力が籠った。 「…じゃあ先に風呂」 俯く、陵介の表情は見えない。 けれど。 「あ~、もうっ!…さっきまで嫌がってたのに、りょうちゃんホント読めないわ」 「せぇなっ。先に煽ったのは相沢だろーが!」
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