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赤ならば、火を。
青ならば、水を。
黄ならば、雷を。
茶ならば、土を。
緑ならば、風を。
白ならば、光を。
黒ならば、闇を。
これが、基本属性と呼ばれる7つ。
それらには相性がある。
水は火を打ち消し。
雷は水を蹴散らし。
土は雷を抑え。
風は土を吹きさらい。
火は風を飲み込む。
そして光と闇は互いに打ち消し合い、増長し合う。
基本属性が強化されたり性質が微妙に変わったりすると派生属性になる。例えば火なら炎、水なら氷と言ったもの。
また、基本や派生属性以外の、概念そのものを操るものを特殊属性と言う。これは音や歌、植物など多岐にわたる。
また、魔法にはランクがある。
誰にでも使える初級魔法。主に生活する上で必須とも言える魔法がこれに当たる。
次に中級魔法。これは初級の応用版で、防御魔法や簡単な攻撃魔法が入ってくる。
次が上級魔法。コントロールが難しく、一般人だと扱えないこともある。また消費する魔力量が格段に上がるため、才能の善し悪しは上級が使えるかどうかで判断される。
続いて最上級魔法。上級よりもさらに難しく消費する魔力量も上がる。王の親衛隊や王国騎士団などだと入団試験に最上級魔法が使われることがある。
そして神級魔法、古代魔法と上がり、ランクとは別に禁忌魔法がある。
神級は最上級の上位版。よほどの実力者で魔力量も桁違いになければ使うこともできない。
古代は遠い昔に使われていた魔法で、古文書などに記されてはいるが解読できない魔法などがこれに当たる。
禁忌魔法は魔力ではなく代償が必要となる魔法。代償は様々で、王国では知ることでさえ罪に問われる。
「ふむふむ・・・結構種類があるけど、だいたいファンタジー小説と一緒な感じだね。」
『理解力がとても高くいらっしゃるので教えがいがございますね・・・!』
そしてこの属性というのが、メリニク王国の6大貴族という身分に絡んでくる。
王様とその家族が光を司り、他の火、水、雷、風、土、闇を6つを6大貴族が司る。
理由はよくある話で、建国の時に7つの属性を極めた若者達がいて、そのリーダーが光だった。お手伝いした人達に功績を与えたってので王族と6大貴族という形で残っているということらしい。
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