秘密の扉が開くときー番外編ーpart1☆光の中

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「あ、兄さんが明日来るって、金曜日に連絡があったんだ」 「はあ!?そんな大事なこと、早く言ってくれよ」 夕食の下ごしらえをしていた俺は慌てた。 みのりの兄が来る…… 「挨拶したいんだって。真面目だよねー」 「他人事みたいに。君のお兄さんじゃないか」 しかも愛していた男。 それともまだみのりは…… 「難しく考えなくていいよ。けいごも真面目だね」 はー、と深いため息が出た。 みのりが明るく変わってくれたのは、嬉しい。 だが、その分自堕落さが目立つようになった。 「けいごが、相手してくれないなら、ウリセンやろっかな……」 「ダメだっ!! 絶対させないぞ」 焦る俺に、みのりはアハハと笑う。 「冗談にきまってるでしょ。けいごってばムキになってオカシイ」 ああ、俺はみのりにからかわれるM男になってるよ・・・
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