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…なんとかなるかもしれない…
だが、その希望は市川アヤノの次の言葉で消えた。
「…あら、美人のお嬢ちゃん…いえ、清水ユリさん…アナタ、まるで頭隠して、
お尻隠さずよ…」
アタシは実名を呼ばれて、立ち止まった。
いや、立ち止まるしかなかった。
「…清水ユリさん、アナタのような見事なプロポーションの持ち主がこの研修
にふたりも参加すると思って…」
…そうか、顔は隠しても、ユリ様のこの見事なプロポーションは隠すことがで
きなかったか!…
…我ながら、うっかり…
…顔は隠しても、このプロポーションが決め手とは…
…我ながら、恨めしいプロポーションよ…
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