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「……さよなら…しよう。」
不思議と涙は止まった。
ホントは分かってたんだ。
和磨がなんて言うかも。
…今日見た和磨が、すべてを物語っていたから。
「ホント…ごめんっでも…」
「言わなくていい!!」
何か言おうとした和磨の言葉を遮った。
「もう、言わなくていいから…。」
好きでした。
貴方以外いらないと思えた。
ずっと一緒にいたいと思えた。
「愛してる」なんて言葉じゃ足りないくらいに想ってた。
「ばいばい、和磨。」
ピッという音が部屋に響き渡る。
さようなら。
心から好きでした。
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