【泣く子も黙らないダンディ教室】

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それで、まずは… ダンディズム入門編と致しまして シャレた会話や洗練された仕草などを身に付ける前に…カッコよく『男を決める』小道具やアイテムをご紹介致しましょう。 まあ、何事も『カタチ』から入るのが、早く馴染めるというものですよ。 そこで私がご紹介したいアイテムの一つが、 実は、コーヒーです。 『え?ダンディに決める飲み物なら、コーヒーなんかよりバーボンかコニャックあたりが妥当なのでは?』 と、お考えになった方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれませんね。 しかし! さもありなん! コーヒーだって、なかなかどうしてダンディな男を演出するアイテムとして大変に役立ちますぞ。 まあ、若い方々なら刺激が強いバーボンやコニャックよりかは、 入門編としてノンアルコールのコーヒーを使う方がよろしいでしょう。 もちろん、コーヒーはコーヒーでも、『コーヒー牛乳』ともなれば、ダンディな男性と言うよりは、天真ランマンで元気いっぱいな男の子のイメージになってしまいますし また、コーヒーはコーヒーでも、アイスコーヒーを飲んで中の氷をガリガリと噛み砕いたりしたのでは、それは、もはや『ダンディ』と言うよりは『ワイルド』の様相を呈してしまう事でしょう。 イキでダンディな男を演出するには、あくまでブラックのホットコーヒーが最適です。 薄暗い喫茶店の片隅で一人、ブラックのホットコーヒーを飲みながら傍らの新聞を広げて目を通す男…。 どうです? なかなかにサマになる様子が目に浮かぶじゃありませんか。 まあ、昼下がりのカフェで、カフェ・オレやカフェ・ラテなんかを飲みながら一人、読書に耽る…なんてのも、なかなかにサマになるものではありますが… それは、あくまで『エレガント』という表現がしっくり来るのであって、決して『ダンディ』とは言い難いですね。 ここらへんの違いが分かってこそ ダンディな男になるための第一歩と言えるでしょう。 まあ、その点… 私は、まさにその『違いが分かる男』という訳ですよ。 ハハッ!! あ、 これは失礼。
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