【泣く子も黙らないダンディ教室】

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さて…。 お話をダンディズムに関する事に戻しましょう。 例えば… 薄暗い喫茶店で片隅で一人、ブラックのホットコーヒーを飲む男…。 そして、その手には… ゆったりと煙が立ちのぼるタバコが…。 そうです! 男がダンディに『決める』もう一つのアイテム… その代表選手が、タバコです。 皆さんの中には、 喫煙をする方は、いらっしゃっいますか? ほぉ。 どうやら、一人もいらっしゃらないようですな。 私も最近では、ある理由からタバコをやめてしまいましたが、 昔は、事あるごとにタバコに火を点け自分自身を演出したものです。 例えば、ある男が喫茶店の片隅でコーヒーを飲み、時折、何か物思いに耽りながら、宙の一点を見詰めているという光景…。 これだけなら、 あまりダンディで絵になる光景とは言えません。 何かをド忘れした男が、急にそれを思い出そうと懸命に宙を見詰めてる… そんな印象を受けます。 しかし、ですよ。 ある男が喫茶店の片隅でコーヒーを飲み、時折、何か物思いに耽りながら、タバコから立ちのぼる煙の行方を目で追っているという光景…。 これなら、十分にダンディな男の演出ができるとは思いませんか? まさに、タバコはダンディズムを演出するのに適したアイテムという訳です。 まあ、健康に良い物ではありませんがね。 ハハハッ!! これは度々、失礼。
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