第1章

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瑠衣ごめん。 「ふふ、そろそろここも危ないわよ。わたしの部下たちが、くるわ。そう、姫様をいたぶりにね。今までのは序章よ。全てはこれのためのね。」 わたしがいるから、城のみんなは殺された。 涙が溢れてきた。 普段ならこんなに出ないのに。 「覇玖…お前…。」 瑠衣の前でなんて泣いたことない。 泣きたくなんかないのに涙が溢れてくる。 廊下の方から、大勢の足音が聞こえてきた。
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