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「姫様、本当に良いのですか?」
「あぁ。これが一番の策だろう。」
「では、近くの会津藩で…。」
「容保のところか。わかった。」
…お別れか。
いや、いつかまた会える。
「姫様もお逃げください!」
私が逃げる?
「私は残ろうと思う。今回の出来事はわたしが原因の一つだろう?」
「何バカなこと言ってんだ!!お前、狙われてるんだぞ!?お前が死んだら徳川家どうなるんだよ!」
瑠衣が怒鳴った。
「瑠衣…。」
「俺は、おまえについていってやりたい。でも、俺はここを離れるわけにはいかない。だから、必ず迎えに行くから。逃げろ!」
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