第1章

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その場に倒れる兄上様。 「覇玖、大丈夫か?」 「はい、私は大丈夫です。すぐに治療を…」 傷口にがざした手を兄上様は掴んだ。 「兄上様?」 「もう遅い。致命傷だ。」 …っ…。 涙が自然と溢れる。 私は、兄上様の治療を始めた。 「兄上様っ…」 お願い、死なないで。
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