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私は彼と別れた後、家に帰ってきた。
このままだとダメだ。
そう思いながら自室のベッドに横になる。
何とかして彼の趣味を暴かなきゃ。
私はダメもとである人にお願いすることにした。
「もしもし、私です」
「あら~あなたからかけてくるなんて珍しいわね」
私が電話をかけた相手は彼のお母さんなのだ。
彼のお母さんとは週に2回ぐらい会っていて、
お互いの趣味の話をしているのだ。
「実はお願い事がありまして電話を
させて頂きました」
「何でも言って頂戴~いつも私の方から誘って
いるのだから、出来るだけ聞いてあげるわ!」
「実は彼の事をいろいろと教えて欲しいです。
大丈夫でしょうか?」
私が言い終わると何も返事をしてくれない。
いつもなら、了承する時も断る時もすぐに返事を
してくれるのに・・・
さすがにこれはダメだったかな?
しばしの静寂の後、返事が返ってきた。
私は覚悟して聞くことにした。
「あなたも女の子ということね♪わかったわ!
うちの息子の事は何でも教えるからね!
私に任せなさい!!」
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