第2章

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「はい。淹れます... あの... たいへん言いにくいのですが... 」 さっそく、泣き言か 「なんだ?」 「わたくし、有村香鈴と申します。」 「知ってる」 「おまえって、名前では#$%&... 」 「一人前になったら言え!!」 香鈴は、慌てて給湯室へ消えて行った 5分後に、香鈴はコーヒーを持って 現れた 「東郷先生、お待たせしました。」 幼子のようにニコニコした笑顔を 俺に向け尻尾を振る コーヒーをデスクに置き 「砂糖とミルクはいりますか?」 「ブラック」 「それでは、どうぞ。」 おまえ、それではどうぞって手品かよ。
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