第2章

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俺はマグカップに口をつけた 「ンっ!」 素直に上手いと言えないのは 俺の悪いところ 「美味しくないですか?」 「そこそこな」 言葉に反して、かなり上手い 香りも味も、いつも飲んでいる コーヒーとは別物だ 自分で得意って言うだけはあるな あまり、そばに立って見られるのも 居心地悪い 「香鈴、これコピー50部」 「東郷先生、承知しました」 「香鈴、先生って辞めろ」 「俺は先生ではない」 「師匠!」香鈴の脳ミソはぶっ飛んでる 「ふつうに呼べ」 「はい...」 どんなけ、肩を落としてんだよ 笑える
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