第6章

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「渉、前回の商品持って来たぞ」 「サンキュ」 「さっき、香鈴ちゃんを飯に誘ったら 振られた」 俺は耳だけを傾けて目はPCを見ていた。 「真也が、女に振られるなんて珍しいな。 あいつは、仔犬だった」 「香鈴ちゃん、東郷さんに確認します だって。この俺が、師弟関係に負ける なんてな」 俺は笑った 気分が良くなった 「それと、香鈴ちゃんにタバコを 買いに行かせんな。全速力で走って 危ない。そもそも、渉がタバコ 止めろ。身体壊すぞ。 知ってるか? タバコは、精子の産生能が低下して、 運動率が低下するんだってよ。」 真也はどこで聞いたか受け売りを 言い出した。
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