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うわぁ
今時、ウインクする男性なんて
絶滅危惧種でしょ
なんて様になるんだろう
自然の法則
思わず心が満たされ、笑顔が
へらへらっと出てしまう
「はい」
そのまま、緩んだ顔のままに
東郷さんと視線が絡み...
ヤバい
血の気が引くとはこのこと
「... キモい。」
『なんですと』
上司が部下に言う言葉じゃ
ないだろう、私の心の声
「ワハハッ、香鈴ちゃん!
心の声、丸聞こえだよ~」
私は、真也さんと東郷さんの顔を
行ったり来たり視線を移す
対象的なふたり
東郷さんは、ムスッとしてタバコを
口にくわえました
「そのようです。すみません。
退散させて頂きます」
東郷さんは、タバコを持たない左手を
ひらひらさせて、私を追いやった
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