第1章

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うわぁ 今時、ウインクする男性なんて 絶滅危惧種でしょ なんて様になるんだろう 自然の法則 思わず心が満たされ、笑顔が へらへらっと出てしまう 「はい」 そのまま、緩んだ顔のままに 東郷さんと視線が絡み... ヤバい 血の気が引くとはこのこと 「... キモい。」 『なんですと』 上司が部下に言う言葉じゃ ないだろう、私の心の声 「ワハハッ、香鈴ちゃん! 心の声、丸聞こえだよ~」 私は、真也さんと東郷さんの顔を 行ったり来たり視線を移す 対象的なふたり 東郷さんは、ムスッとしてタバコを 口にくわえました 「そのようです。すみません。 退散させて頂きます」 東郷さんは、タバコを持たない左手を ひらひらさせて、私を追いやった
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