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俺の命もここまでか……。
俺が諦めるのも無理もないだろう。
俺を襲ったのは巨人、俺自身を何十倍したら届くかという大きさのヤツだ。
俺の身体よりも大きな手で俺は掴み上げられ顔の近くへ運ばれた。
食われる……っ!
ヤツの口が開き、予想は確信に変わる!
そのまま俺はヤツに頭を咥えられ、
アッツ!!
足先から火をつけられた!
ヤツが息を吸うと俺の足がどんどん燃えていく。
火は足から全身へ伝っていき、俺の意識もどんどん失われる。
灰となり、煙となって消えていく。
これが俺の、タバコの儚い一生なのだ。
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