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葬儀の日の喫茶店での一件以来、高木とは音信不通だった。
由貴の一周忌を来月に控え、親族や友人に出欠の確認を取っていたところ、高木から電話がかかってきた。
高木には一応葉書で一周忌について知らせてはあった。
高木は、なぜか西村を川釣りに誘ってきた。
高校時代、千葉県の利根川沿いの町で育った西村と高木はよく釣りに行った。
しかし、別々の大学に進学してからは、今日まで出かけたことはなかった。
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