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「んんんっ、……っあ、ァう…っ! や、……おねがい、も、出したいっ」
「分かるか? おまえの中に俺のが全部挿ってるんだぞ」
言いながら手と腰の両方でイイトコロを擦り上げられ、呆気なく先にイってしまった。
そんな俺を確認してから醜く顔を歪ませて、中で思う存分に果てたプロデューサー。しっかりと後処理をしてから最後のお願いといわんばかりに、その躰を抱きしめてやる。
「ねぇ約束絶対に守ってよ。その代わり俺は、森さんのモノでいてあげるからさ」
じと目で顔を覗き込み、すりりと肩口に頬を擦りつけた。念入りにアピールしないと、今すぐにでも放り出されるかもしれない。そんな不安感をひた隠しにして、ピッタリと躰を密着させてみた。
「分ったよ。可愛い魔性の新人の言うことを聞いてやるか」
そしてまた俺の躰に圧し掛かり、唇を重ねる。激しいキスのせいで、顔にかかった長い髪を無造作にかき上げると――
「そのセクシーなポーズをしながら流し目をしつつ、ジュースを飲むCMがいいかもな。きっと飛ぶように売れるだろ」
「やっ、……ちょっと!」
嬉しそうに言ってかき上げて露になった耳朶をそっと甘噛みされたせいで、声をあげてしまった。
「お前は黙って俺に抱かれてろ。いいな?」
イヤラしい笑みを浮かべて俺の躰を貪っていく――この世界に入って、コイツで三人目。あと何人に抱かれたら俺は有名になれるんだろうか……。
もっと有名になってから、あのコを迎えに行くんだ。
葩御 稜(はなお りょう)だとあのコがすぐ分るように、有名にならなくちゃね。
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