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僕は狂鳴人の動きを注視しながら、尻を擦り付けながら移動していく。
冷蔵庫の野菜室に背中をくっつけ、顔の前で木刀を握って大きく深呼吸を繰り返す。
殺さなければ殺される。
狂鳴人は足を引きずるように歩みを進め、テーブルを左側から回り始めた。
狂鳴人が台所の中心まで来た所で僕はテーブルの右側へ移動し、勢いよくテーブルを押す。
テーブルとキッチンの隙間に挟まれる狂鳴人。
僕はテーブルの上に飛び乗り、木刀を脳天に向かって振り下ろした。
鈍い音に合わせて頭が割れて血が噴き出す。
僕はその血を浴びても手を止めず、何度も何度も木刀を振り下ろした。
「はぁ……はぁ……」
息を切らしながら下を見下ろすと、脳漿を流出させながら生き絶えている狂鳴人がテーブルに突っ伏していた。
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