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テーブルから飛び降り、廊下に戻る。
少し先へ進んだ所に階段があるが、土産屋の店内で聞いた音はさっき僕が殺した狂鳴人が出した音に違いない。
この場所に居続けても仕方が無いと思った僕が土産屋の方に戻りかけた時、再び木が軋むような音が聞こえて来た。
その音は、明らかに上から響いている。
二階に何かが居る。それは間違いない。
それが正常な人間である可能性の方が低いと思いながらも、綾子が二階に逃げ込んだイメージが頭に浮かび上がる。
僕は血が付着した木刀を力強く握り締め、二階へと続く階段を登り始めた。
二階へと辿り着いた僕は息を殺しながら、手前にある襖をスライドさせた。中はなんの変哲も無い和室で、端の方に布団が積み重ねられている。
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