一、生まれ変わりを信じるか

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ニョキニョキニョキグログログロガオガオガオ… …絶対、村長以外も腰を抜かしたと思う。 納屋十軒以上の大きさに変化した元は男だった爬虫類が、『…地上では小型だな…』とバフーッと笑うように息を吐き出し。 そしてそのデカい尻尾でまた、折角直った納屋と今度は母屋までバキバキバキッと薙ぎ倒し。 ポカンと口を開けたままの村人たちの目の前で、オレの体もろともフワリと宙に浮いた。 と、後で村長に聞いた。 と言うのは、これらの出来事全てがオレのキャパを軽く超え、どす黒く気色悪い腕の中で既に失神してしまっていたからで。 だから空を飛んだ記憶なんて、一切ない。
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