第2章

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第2章

あれから3年経った。 3年の間に、私の日常は様変わりしてしまった。 トーヤは今までのように接してくれたけど、不便なことはなくならなかった。 両親は家では泣くか、変に明るく振る舞うかで、家は居心地が悪かったから、トーヤの家に厄介になることがだんだんと増え、近ごろはトーヤの家に泊まることもあった。 (今日もトーヤの家へ行こう) 外はいい天気で蝉が鳴いていた。
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