第1章

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時計を手に入れ 時間を手に入れた。 いつでも確認できる。 何時何分地球が何回回ったか この時計で確認できる。 そう、信じていた。 「待ってくれ」 「ごめんなさい。あなたの事、あんなに好きだったのに、今はもう、なにも感じないの」 最愛の人は、去っていった。 僕の時計は、止まっていない。 彼女と歩んだ時間が これからは彼女と別れた時間を刻み続ける。 時計を壊しても、もう時は戻らない。 神よ、どうしてだ。 何故時間なんて物を作った?
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