第四章 南国と楽園

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「で、彼らは死んでいると、他の島民は言っているのです」  黒い海を被った、それは燃料であったと思われているが、 被った人間は苦しみ昏睡状態になった。 そして、半数が死に、半数は目を覚まし年を取らなくなった。  彼らは、目を覚ました死体と呼ばれ、忌み嫌われていた。 「どうして死体なの?」  死んで甦ったとかが、あったのだろうか。 「それが、よくは分からないのですが。 一日、数時間は海に潜っていないと、皺が寄り始めるとか。 海のことならば、どこのことも分かり、 すごいスピードで船を漕ぎ、速いスピードで泳ぐようになったとか」  まるっきり、トーヤであった。 彼は、この島の住民でも、特殊であったのか。
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