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「俺の心臓に手を置いてください」
服の隙間から、手を入れてくると、そのまま俺の服を肌蹴た。
黒須が手で触れながら、俺の心臓に顔を寄せてきた。
「五羅のもんやから、手は出さへんけど、
極上!」
齧られて頬を寄せられる、
早く亜空間を渡してしまおう。
俺の目が光ると、黒須が低く笑っていた。
「いい亜空間だ。
誰にも見つからずに、拷問できそう……」
黒須、すごく怖い。
「そ、それでは……帰ります」
服も乱れたまま、部屋を飛び出した。
「時季、帰ろう」
俺が走って店をでると、
時季も慌てて、俺を追いかけてきた。
「どうしました?」
時季が、俺の乱れた服を直していた。
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