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「響紀がやっています」
時季は、今日は自分も潜ると、準備体操を行っていた。
「時季、地球出身だろう。海はやめておいたほうがいいよ」
地球出身は、何時間潜れるではなくて、何分潜れるか?の世界ではないのか。
「ちゃんと対策はしてあります。
それに俺は混血ですから、あれこれ違いますよ」
時季は混血であったか。
それは、聞いていなかった気もする。
長い付き合いで、忘れていることも多いが、互いの原点は忘れることがない。
俺はシェリエであり、時季は地球人。
それが区別する壁はないが、原点であることには違いが無い。
「なあ、時季。俺、昨日、海で黒いものを回収したよ。
あれってまさか、話しの中の不老?物質かな」
「大和、それは、早く言って!響紀!いるか?」
時季は、潜るどころではなくなったらしい。
時季はちゃらちゃらした容姿はしているのだが、
基本、すごく真面目であった。
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