60人が本棚に入れています
本棚に追加
それで、御卜は袈裟丸に別れると言ったのか。
「御卜、本当にいいの?ここは、長期だよ」
「でも、俺。鬼城の一員で、役に立ってゆきたいのです。
このままでは、クズで終わってしまいそうです」
御卜にも思う事があるのだろう。
「袈裟丸には、会って話をつけてね」
ある意味、御卜も伝説になりそうだ。
俺を振って袈裟丸とくっつき、
袈裟丸を振って現地の人間と結ばれる。
二人のS級を振った人間は、そうそういない。
「トーヤ、御卜は年を取るよ。ずっと、このままではないよ」
そこは、現実を理解して欲しい。
トーヤがこのままの姿ならば、差は開いてゆくのだ。
最初のコメントを投稿しよう!