第五章 秘密の海

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「それは、大丈夫です。 御卜もそのままになって貰うと約束しました」  不老?それは、何なのだ。 ここに、そんな技術があるのか。 「それは、何?」 「海があるのです。 夜の海と呼ばれる所で、そこに潜ると年を取らない代わりに、一度死にます。 運が悪いと、そのまま死にます」  夜の海、それはどこにあるのだろうか。 永遠の若さよりも、その海が気になる。 「大和も行きますか?でも、シェリエも年を取らない種族ですよね」  トーヤが何故、シェリエの特性を知っているのか。 俺は、そんな事も言っていただろうか。 「俺も見てみたいよ」 「じゃ、行きましょうか……」  今から行くのか、観測機器なども、全く持っていなかった。
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