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この液体は何なのか。
どうしてこの星に、実験船が落ちたのか。
この建物は何なのか。
俺は黒い液体には入らずに、建物の他の部屋を調べてみた。
その一つの部屋で、見慣れた名前を見つけた。
院長、桜川 伊都(さくらがわ いと)。
ここは師匠の施設だったのか。
すると、この液体は、
今の高麗(こま)に至る前の物質ではないのか。
高麗も制御ができていなかった。
姶良が、細胞のプログラムを組んだのだ。
すると、この液体は危険であった。暴走する恐れがある。
水の中なので、叫ぶ事ができない。
俺は、御卜の姿を探して、再び黒い液体に近付いていた。
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