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御卜は、泣いたように笑っていた。
「構いませんよ。
俺、一人前になりたいのですよ」
でも、監視して、報告するという仕事を考えると、
一人というわけにもいかない。
「まあ、仕事は鬼同丸で受けるからね。定期的に人員を交代してゆくよ。
二名体制かなあ」
でも、S級を置いてはいけない。
「もう一人は、少し考えさせて……」
桜川に、菌の見張りとして一人分の代金を払って貰おう。
トーヤの浮島に戻ると、心配した時季と、袈裟丸が来ていた。
「桜川さんから菌は聞いたよ。全員にワクチンを配布する予定」
時季は、俺の姿をじっと見つめていた。
俺はシェリエで、不老でも不死でもないが、
姿はあまり変わらない。
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