第五章 秘密の海

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「……不老ならば、俺も欲しかったかな。 大和とずっと一緒に存在したいですからね」  俺も、時季と生きていたい。  白い砂浜に時季と座ると、 後方で御卜と袈裟丸が話し合っていた。 「後ろが気になるけどさ。基本、仕事中は恋愛禁止だよな」 「それはそうね。 でも、人間って、どこでもどんな状況でも、恋愛するものだよね」  俺も頷くしかない。 「で、回収は七割はいったよね。 ここの脱出方法をもう一つ思いついたから、 俺、ソニアに一回戻りたいのだけど」  ここは海であった、 南国というイメージで忘れていたが、氷で陸地?を作れるのではないか。
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