第一章 淡き青と淡き海

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 大広間は、鬼同衆用と、鬼若衆用で異なる。 鬼同衆は、俺達三人以外が行方不明になっているので、 すごく寂しい。 しかし、階下の鬼同衆に混じろうとすると、 百武に怒られるのだ。 威厳を持て、混じるな、馴染むなとなる。 「師匠、本当に仕事を入れていたよ。それも、S級の仕事」  今日は、鳥の水炊きであった。 庭の鶏が、心なしか減った。 「そうですか。メンバーは決めましたか?」  三人で行くつもりであったが、百武はそれを許さないであろう。 「あえて、三人で行こうかと思う。 難関があってね、少し長期戦」  どう難関なのか、鍋を例にして説明してみた。
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