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「大和、中庭で食べていいぞ」
トーヤはそう言ってくれるが、
時季は、俺がトーヤの近くにいることをよしとしない。
「いや、海がいいからさ。そのまま、浜辺で眠るつもり」
貯蔵庫にトーヤが食材を取りにいったので、
俺も後をついてゆく。
ここの魚は本当においしい。
おいしいを連呼していると、沢山用意してくれた。
又、浜に砂を足しておこう。
「浜で寝る?それはダメ。狭いけど、客間を使用して。
夜は本当に怖い」
トーヤは、夜は怖いを連呼していた。
俺も、竜巻は見ていたので、部屋を借りることにした。
「トーヤ、部屋を借りる。で、夜の海は静かだよね。
竜巻が起きなければ大丈夫ではないの?」
トーヤが、珍しい魚もトレーに乗せてくれた。
山盛の魚だが、トーヤはたいして気にもしない。
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