第五章 秘密の海

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「俺は、星に追いつきたいよ」 「だよね。それが大和だと御卜が言った」  浜に魚を置くと、トーヤは寂しそうに笑っていた。 「トーヤ、泳ぎと漕ぎを教えて。 俺は、トーヤに勝つ!」 「大和は負けず嫌いだよね。 ボーとしているように見えるけどね」  海を見ていると、ボーとするのだ。
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