第六章 嵐の夜に
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部屋で寝ていて良かった、 二時間という短い夜に嵐になった。 浮島が激しく揺れていた。 座っていても寝ていても、壁に激突してしまう。 「いってえ」 頭を打ってしまうと、 袈裟丸が俺を抱えて座ってくれた。 袈裟丸は安定して座っていて、転がるということはない。
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