第一章 淡き青と淡き海

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「まず、事の発端は、実験船が不時着した」  人員は救助されたが、 機密の船が海底に沈んでしまった。 機密を守るために、自爆装置が稼働されたが、うまく起動せずに、 大半がそのまま沈んでいる。  肉を実験船に例え、 運転の不備や、エンジンの故障のシミュレーションをしながら、鍋の海に沈む。 「再度、船を爆破しようとしたが、 不時着した星が保護星で、自然を破壊する行為ができない」  そこで、解体して引き揚げろというのだ。 「解体の専門家の見立てでは、不可能。 で、俺達に仕事として来た」  時季と響紀が、顔を見合わせた。
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