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「無事かなあ……朝に死んだように、御卜は眠っていたよ。
正直、あんなに御卜に体力があるとは思わなかった」
御卜も、体力バカの袈裟丸に鍛えられていたので、夜は強い。
「俺もおもいっきり出来て、満足したよ。
こんなに満足したのは、生まれて初めて」
夜が二時間で良かった。
延々と聞かされずに済んだ。
現場に付いてみると、何も無かった。
「島がない……」
海しかなかった。
何も目印がないが、
トーヤが、ここがそうだと言えば、間違いではないだろう。
「島は、流されただけだ。
見つけた」
どうやって見つけるのだろうか、
何もない海に見えた場所に、トーヤは浮島の存在を見つけた。
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