第六章 嵐の夜に

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「この島で大工になりますかね。 砂は大量に使用できますから、家は建てられます」 「それならば、俺もここで働こうか?」  寺内が、じっと的場を見ていた。的場は困ったように俺を見る。  俺は、的場を殺してしまった負い目があったせいか、 つい頷いてしまった。 「良かった!寺内、一緒に生きてゆこう」
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