第六章 嵐の夜に

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 でも、亜空間の分量を見て、体を離さなくてはならない。 「大和さんの亜空間は、本当に広い」 「かなり海になっているけどね」  甘いキスであった。 唇に御卜の感触が残る。 でも、これ以上触れ合うのは危険であった。 「大和。また魚が欲しいのか?」  トーヤが時季と歩いてきていた。 時季が、何かを察知して苦笑いしていた。 「大和。明日はここの海を飽きるまで、船で走らせましょう」
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