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御卜は目を覚まそうとはしない。
トーヤが暗い表情で中庭に来たので、
俺は急いで隠れようとしたが、遅かった。
「……俺も、終わり知らずで、
気付くと御卜の意識が無くなるまでしてしまうのです」
もう一組あったな。
トーヤと建物を出ると、同じ状況の的場と、寺内に遭遇した。
目を覚まさない寺内を、的場が茫然と抱えていた。
「的場?」
「すごく良かった。もう、終れなくて……」
寺内の目が落ちくぼんでいるようだった。
これは、相当消耗している。
「毎日は止めてあげてね」
ヤリ殺されてしまう。
「さてと、時季。海で泳ぐぞ!」
時季は、せっせと浜で朝食の準備をしていた。
南国だが、鍋を造っていた。
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