第七章 朝日の生まれる場所

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「鍋!」  袈裟丸も呼ぶと、三人で鍋を食べだす。 そこに的場が加わり、一緒に鍋となっていた。 「さてと、俺は大和と海で泳いでくる。 袈裟丸、留守番を頼む」  袈裟丸は、明日オフで、大きな島に行ってみるという。 「はいはい」  袈裟丸はよく眠れなかったらしく、浜辺で寝転び爆睡していた。  俺が時季と船を出すと、時季は場所を選んで船を止めた。 「大和、日中で外なんて、初めてですよね」
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