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時季が嫌がる俺の頬にキスをする、
そして、喉にキスをした。
「暴れると、喉を噛み切りますよ」
時季が脅す程したいと呟く。
次に時季は、俺の全身を舐めてはキスを繰り返す。
「塩辛い……」
海水にばかり浸かっていたせいか。
「……トーヤに惹かれた罰として、今日は前は触れませんよ。
後ろだけで、感じてください」
男として、それは寂しい。
「自分でするから、いい」
俺が手を出そうとすると、時季の手がそれを遮った。
「させませんよ。今日は、後ろだけ」
それは、時季はいいとしても、俺は嫌だ。
「嫌だ」
口げんかから、次第に本当の喧嘩になってきた。
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