60人が本棚に入れています
本棚に追加
「あと、幾つか仕事を受ける。
鬼同丸が軌道にのったら、五羅のチームを救出する」
「はい、大和」
時季、俺の初めての男。
こいつで良かったと、本気で思う。
心から信じる相手、その信用を裏切ることのない時季。
俺の最高の仲間。
「……のんびりしたいけど、何か、機械の音が近づく」
この星にある筈のない、
宇宙船のエンジン音が遠くで響いていた。
「ソニア。
この星に近づく船はなんだ?観測船の来る時期ではないだろう?」
「応戦中」
ソニアに余裕がないとは、一体どのような相手なのだ。
しかも、応戦しているということは、味方ではない。
この足場の悪さで銃が撃てるだろうか。
最初のコメントを投稿しよう!