第七章 朝日の生まれる場所

14/27
前へ
/306ページ
次へ
「どこの船だ……」  銃弾を避けたか。 ミサイルを避けるのは分かるが、 銃弾まで避けられるというのは少ない。 その性能からすると、 かなりの高性能でかつ、ジュノーの販売した宇宙船である可能性が高い。  ソニアの情報は、俺にも操作することができる。 「伊礼樺(いらいか)の船か……」  火の屋のライバルの、 表向き運送会社(実は殺し屋)という一族だ。  狙っているのは、不老だろうか。 この出来損ないの不老の液体に、そんな価値があるのだろうか。 しかし、死体を蘇らせることはできる。  喧嘩をしたら、親父に怒られる可能性もある。 伊礼樺は火の屋と停戦していた。
/306ページ

最初のコメントを投稿しよう!

60人が本棚に入れています
本棚に追加