第一章 淡き青と淡き海

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「響紀は回収した実験船の処理、解体か爆破も頼む」 「了解」  鍋を終了すると、ソニアに帰ろうかと玄関に出た。 すると、そこで百武に遭遇してしまった。  つい身構えてしまったが、 今日は、何も悪い事はしていない、筈。 「……やはり、鬼同衆の部屋は使用したくないですか?」  誰もいない三階を見るのは、確かに辛い。 「使用したくないわけではなくて、 鬼同衆の部屋は、一部屋しか空いていないし、 その一部屋もトイレと風呂の横だから、わざと開けてある」 「そうですか。 住みたくないというわけではないのですね?」  百武が、頷いていた。 「俺達、銀狐たちと住もうか?」  銀狐は離れを造り住んでいた。
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