第八章 ビナマナカハナ

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 関わった場合は、寺内は死ぬ。 「まあ、甘い処分の方だ」  時季が、酒を飲んでいた。 こいつらは、遠慮がない。  俺が魚を齧っていると、的場が走りこんできた。 「どういうことですか、 今後、一切、寺内とのかかわりを絶てなんて」 「情報を流されていた。他に説明が必要か?」  他に、寺内はここの店員と姿を消した。 今、何をしているのか、 的場に説明した方がいいのか。 「……そんな……」  的場が地面に座り込んでいた。 その姿にも関わらず、店員の女性がメニューを持ってきていた。 「酒」  ここの酒は、木の実を発行させたものであった。 結構貴重で、しかも高い。
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