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「こんな場所で取り残されて、どうやって生きていく?
的場、見捨てないよね……」
見つめられた的場が、言葉を出せずに固まっていた。
「的場は鬼同丸だ。関われば、君を処分する」
寺内が、どこかに走って行った。
逆恨みで、御卜や的場に嫌がらせをしなければいいが、
心配になる。
「あれ、御厨は?」
そういえば、姶良も見当たらない。
すると、二人を道で見つけた。
どうも、女性をナンパして歩いているらしい。
「ここの女性は、貴重だから、口説けないよね」
見るものもないので、
二人の玉砕っぷりを眺めて楽しんでいた。
「でも、俺、寝ましたけどね」
ふと軽い口調で言った時季を、全員で見つめる。
やはり、時季、女性に異常に人気がある。
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