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「……まあ、俺もそうです」
響紀も、さらりと言う。
この二人、見た目がいいのだ。
この見た目は、文化を超える。
それに、俺が必至で昼飯代金を稼いでいた時に、
楽しんでいたのかと考えると、とても悔しい。
「それで、寺内の動向を教えて貰いましたからね」
体を許した相手には、口も軽くなるという。
俺は、この二人ほどには、女性経験もない気がする。
「いいよ、いいよ……」
すっかり、いじけた。
料理を楽しむと、
時季が、御卜と的場に仕事の説明をしていた。
いざとなれば、亜空間を抜けて、ここに来る。
必ず助けを呼べと、最後に時季がくくる。
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