第八章 ビナマナカハナ

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「……まあ、俺もそうです」  響紀も、さらりと言う。 この二人、見た目がいいのだ。 この見た目は、文化を超える。 それに、俺が必至で昼飯代金を稼いでいた時に、 楽しんでいたのかと考えると、とても悔しい。 「それで、寺内の動向を教えて貰いましたからね」  体を許した相手には、口も軽くなるという。 俺は、この二人ほどには、女性経験もない気がする。 「いいよ、いいよ……」  すっかり、いじけた。  料理を楽しむと、 時季が、御卜と的場に仕事の説明をしていた。 いざとなれば、亜空間を抜けて、ここに来る。 必ず助けを呼べと、最後に時季がくくる。
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